エディー・ジョーンズ氏が語る「スーパーラグビー パシフィック」
「世界で最もエンターテインメント性のあるラグビー大会」
2月24日(金)開幕!WOWOWで全91試合をライブ配信!

  • 2023/2/22

スーパーラグビーは、W杯メンバー選考の重要な場と語るオーストラリア代表のエディー・ジョーンズHC Getty Images

ニュージーランド、オーストラリア、フィジー、トンガ、サモアなどの代表選手がズラリ!

WOWOWは2月24日(金)に開幕する「スーパーラグビー パシフィック」全91試合をライブ配信、毎節2試合を放送する。「スーパーラグビー パシフィック」は、ニュージーランド、オーストラリアを中心とする南半球の強豪12チームがしのぎを削る世界最高峰リーグ。今年9月に開幕するラグビーW杯への出場に向けて強化に余念のないニュージーランド、オーストラリア、フィジー、トンガ、サモアといった国々の代表選手が数多くプレーしており、各チーム、各選手が約4カ月にわたり真剣勝負を繰り広げる。

今回は、オーストラリア代表の指揮官に就任した世界的名将であるエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)にインタビュー。代表選手をセレクションするうえで極めて重要となる同リーグについて、そしてオーストラリアを拠点とする5チームについて話を聞いた。

──はじめに、オーストラリア代表「ワラビーズ」のヘッドコーチに就任された今の心境をお願いします。

「新しい仕事を始める時は常に興奮するものですが、同時に多少ナーバスな気持ちにもなります。なぜなら、新しいチームの強みや弱みを見つけなければならないからです。もうすぐW杯が開催されるので(今年9月)、強化のための期間が短いこともその一因です。それでもワラビーズは強いチームになります。たくさんの有能な選手がそろっているからです。私がチームの質を上げていくことがこれから大事になりますね」

──そんな才能豊かな選手たちが勢ぞろいしている「スーパーラグビー パシフィック」が今年も開幕します。

「スーパーラグビーは、さまざまなバリエーションを経て行われてきた、ニュージーランドとオーストラリアの大会です。さらにその上に、国をまたいだ戦いがあります。今はフィジーやトンガ、サモアなどいろいろな国籍の選手で作られたチームもあり、その国々の若手の育成にも寄与しています。レベルはとても高く、今後も大会のレベルアップが続くだろうと考えています」

──W杯に臨むワラビーズのセレクションの場にもなります。

「選手たちが本当にいいプレーをすることで自らを選ぶように促すことこそセレクションの素晴らしいところです。いいプレーとは、基本的なことを素晴らしく遂行し、タフに、そして自分の強みを生かしたプレーをすることです。選手たちのベストの姿を見せてくれることを楽しみにしています。選手から手を挙げて『僕を選んでくれ』と言ってくることを求めています」

──現時点では選手のセレクションを考え始めていますか?

「アイデアは多少持っています。『スーパーラグビー パシフィック』はもちろんですが、ヨーロッパでプレーする選手もいますし、日本でプレーする選手もいます。ですからヨーロッパの試合も、リーグワンも注意深く見るつもりです。その中からベストの33人(W杯メンバー)を見つけ出すことが私の仕事です」

──たとえば、近年のワラビーズを象徴するマイケル・フーパー選手(ワラターズ)のような経験値のある選手はやはり大事な存在でしょうか?

「W杯では、W杯の経験がある選手の存在がとても重要です。そのような経験のある選手と若手のバランスを取らないといけません。若手は情熱やエネルギーを、ベテランは知識や経験をチームに持ち込みます。ですから、マイケル・フーパーのような実績のある選手はワラビーズにとってものすごく大事です。彼はきっとベストコンディションでW杯に臨むと確信しています。彼にはワラビーズでの大きな役割が待っています」

エディー氏が絶賛するマイケル・フーパー。昨年は6位に終わったワラターズをけん引する。Getty Images

──他にも期待している選手がいましたらお願いします。

「素晴らしい選手はたくさんいます。センターのサム・ケレヴィ(東京サントリーサンゴリアス)とレン・イキタウ(ブランビーズ)は二人ともパワフルで、力強い走りを見せます。バックローのマイケル・フーパーはもちろんジェド・ホロウェイ(ワラターズ)もファンタスティックな選手で、ダーシー・スワインとニック・フロスト(ともにブランビーズ)は素晴らしいセカンドロー(ロック)です。フッカーは、突然現れたデイヴィッド・ポレッキー(ワラターズ)がとてもいいプレーをしています」

──アタックの要であるスタンドオフについてはいかがでしょうか?

「スタンドオフは激しい争いになるでしょう。ベテランとしてはクウェイド・クーパー(花園近鉄ライナーズ)、バーナード・フォーリー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、ジェームズ・オコナー(レッズ)が、そして若手にはノア・ロレシウ(ブランビーズ)、テイン・エドメド、ベン・ドナルドソン(ともにワラターズ)がいます。この6人がW杯のスタンドオフの2枠を争うことになるでしょう」

昨シーズンはクルセイダーズが頂点に立った Getty Images

──注目選手が多いブランビーズは昨シーズン4位で、プレーオフ準決勝まで進みました。どんなチームだと感じていますか?

「ブランビーズはとてもいい状態です。フォワードはタフで、大砲のようなパワーを持っているバックスはスティーブン・ラーカム(元オーストラリア代表)によってコーチングされています。彼自身が素晴らしい選手でしたし、彼が得た経験を若手選手に伝えていると思います」

──同6位のワラターズはいかがでしょうか?

「フーパーやホロウェイ、スクラムハーフのジェイク・ゴードンなどの経験豊富な選手がそろっており、チームの強力な屋台骨となっています。若く優秀なコーチもいて、実に攻撃的なラグビーを展開しています」

──同7位のレッズはどうでしょうか?

「HCのブラッド・ソーンはオールブラックス(ニュージーランド代表)の素晴らしい選手でした。そして彼が所属していたようなタフなチームを作っています。バックローのフレイザー・マクライトやハリー・ウィルソン、スクラムハーフのテイト・マクダーモットなど数多くの若手が成長しています」

──同9位のフォース、10位のレベルズについてもお願いします。

「トヨタヴェルブリッツを率いていたサイモン・クロンがフォースのHCに就任しました。彼は細かい点をとても大事にするタイプで、フォースを大幅に強化しています。レベルズはおもしろいチームで、伝統的にラグビーが盛んではないビクトリア州の選手を育成し始めました。つまり彼らはオーストラリアの若手育成の大事な役割を担っています」

──WOWOWでは今シーズンも「スーパーラグビー パシフィック」を放送・配信します。視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

「スーパーラグビー パシフィックは世界で最もエンターテインメント性のあるラグビーの大会です。スピードがあり、攻撃的で、すごいショーでもあります。そこからザ・ラグビーチャンピオンシップ(南半球4カ国対抗戦)に移り、テストマッチならではのフィジカルバトルが行われます。ぜひWOWOWでご覧ください」

エディー・ジョーンズHCも毎節注目の「スーパーラグビー パシフィック」。来シーズン、日本のリーグワンにやって来るボーデン・バレット(ブルーズ)、リッチー・モウンガ(クルセイダーズ)、アーロン・スミス(ハイランダーズ)、ブロディ・レタリック(チーフス)、アーディー・サヴェア(ハリケーンズ)といったニュージーランド勢と、エディーHCが期待を寄せるオーストラリア勢の激突から目が離せない。

Getty Images、写真:アフロ

【番組情報】
「スーパーラグビー パシフィック」
2/24(金)~ 全91試合をライブ配信!毎節2試合を放送
※WOWOWオンデマンドhttps://wod.wowow.co.jp/でアーカイブ配信あり
※WOWOWオフィシャルYouTubeで注目ポイントを配信中!
https://youtu.be/qACONd0yFvk

■第1節の対戦カードと放送・配信予定
「クルセイダーズvsチーフス」
2/24(金)午後2:55 WOWOWオンデマンド/2/24(金)午後8:00 WOWOWライブ
「ワラターズvsブランビーズ」
2/24(金)午後5:25 WOWOWオンデマンド
「モアナ・パシフィカvsフィジアン・ドゥルア」
2/25(土)午後0:25 WOWOWオンデマンド
「ハイランダーズvsブルーズ」
2/25(土)午後2:55 WOWOWオンデマンド/2/28(火)午後6:00 WOWOWライブ
「レッズvsハリケーンズ」
2/25(土)午後5:25 WOWOWオンデマンド
「フォースvsレベルズ」
2/25(土)午後7:50 WOWOWオンデマンド
※放送・配信日程は変更になる可能性あり

■第2節以降の放送予定や最新情報などはこちらから
【WOWOWラグビー公式サイト】 https://www.wowow.co.jp/sports/rugby/
【WOWOWラグビー公式ツイッター】 https://twitter.com/wowow_rugby

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劇場公開時、PG12指定(小学生以下は助言・指導が必要)されたもの
2009年4月以前に映倫審査を受けた作品で、R-15指定(15歳未満鑑賞不可)されたもの
R-15指定に相当する場面があると思われるもの
劇場公開時、R15+指定(15歳以上鑑賞可)されたもの
R15+指定に相当する場面があると思われるもの
1998年4月以前に映倫審査を受けた作品で、R指定(一般映画制限付き)とされたもの