母国オーストラリアのヘッドコーチに電撃就任!
エディー・ジョーンズ氏が語る「シックス・ネーションズ」
ラグビーの名将が6カ国を徹底分析!優勝候補は?

2月4日(土)開幕!WOWOWで全15試合を放送・ライブ配信!

  • 2023/1/27

自身が指揮を執った日本代表のパネルをバックに穏やかな表情のエディー・ジョーンズ氏

W杯イヤーの幕開けだ。WOWOWは2月4日(土)に開幕する「ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ」全15試合を今年も放送・ライブ配信する。140年にも及ぶ伝統を誇る同大会。今年9月から開催されるラグビーワールドカップ2023フランス大会に向けて強化に余念がない6カ国による世界最高レベルの激闘が繰り広げられる。
2月4日(土)の開幕を前に、昨年末まで7年間にわたりイングランド代表ヘッドコーチ(HC)を務め、先日、母国オーストラリア代表HCに電撃就任したエディー・ジョーンズ氏に今大会の見どころや各国の注目ポイントを聞いた。エディー氏は2016年からの7大会で3度の優勝に導くなど「シックス・ネーションズ」を熟知している世界的名将だ。取材はエディー氏がWOWOWオンデマンドで好評配信中の「月刊エディー・ジョーンズ」の収録でWOWOWを訪れた12月下旬に行われた。

──今回はイングランドを離れてから最初のシックス・ネーションズとなります。

「イングランドにはしっかりとしたベースがあります。FBフレディー・スチュワード、SOマーカス・スミス、SHジャック・ヴァン=ポールトフリート、WTBトミー・フリーマン、SHハリー・ランドールなど、たくさんの若手が台頭してきました。彼らにとってシックス・ネーションズで経験を重ねることは、ワールドカップに向けて素晴らしい準備となります」

イングランドの司令塔マーカス・スミス
Getty Images

──やはり若手の成長を気にかけていらっしゃいますね。

「コーチングとは若手を引き上げていき、最初のキャップ獲得(代表デビュー)を実現させ、彼らの発展を観察することです。その過程で彼らが自信を得て、安定感を持つ姿を見たいと思っています」

──その意味でもイングランドから目が離せませんが、他の国についてもうかがいたいと思います。まずは22年大会王者のフランスですが、どのように見ていますか?

「最も成熟した2チームであるフランスかアイルランドが今大会のトップに来るでしょう。特にフランスはカウンターアタックを得意とするチームですが、それができるバックスはもちろんのこと、強烈なフォワードも備えています。現在はスクラムやモールが非常に大事で、その面での彼らが優位に立っています。ですから、フランスに勝つのは本当に大変です」

──フランスの注目選手を挙げていただけますか?

「間違いなく鍵となるのはSHアントワーヌ・デュポンです。バックローのようなフィジカルの強さを持ち、WTBのようなスピードもあり、9番(SH)と10番(SO)を合わせたような器用さもあります。ほぼ2選手分の働きをする彼は素晴らしい選手です」

フランスの鍵を握るアントワーヌ・デュポン
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──フランスとともに優勝候補に挙げたアイルランドについてはいかがでしょうか?

「とても結束力のあるチームです。その結束力を生かしたポゼッションゲーム(マイボールをキープし続ける試合運び)を基礎にしています。その中で、SOジョナサン・セクストンは彼らにとって非常に大事な選手です。なぜなら彼はチームのデシジョンメイキング(意思決定)を高いレベルで行っているからで、それは世界のほとんどのチームができないレベルにあります。加えて、FWの働きも凄まじいです。おそらく世界のどのチームよりも運動量が多いでしょう。このチームに勝つのも非常に難しいと思います」

アイルランドの大黒柱 ジョナサン・セクストン
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──スコットランドはいかがでしょうか?

「アイルランドとは正反対で、彼らはいわば試合を壊そうとするチームです。アイルランドが結束力を持ってゲームを作り上げるのに対し、スコットランドは混沌とした状況を作ってプレーすることを望みます。その中心には、世界で最もクリエイティブな10番、SOフィン・ラッセルがいます。彼は良い試合と悪い試合の差が大きいことが問題ではありますが、彼が良い時のスコットランドはとても危険な存在となります」

──ウォーレン・ガットランド氏がヘッドコーチとしてカムバックしたウェールズは、どう見ていますか?

「ウェールズにタフさが戻ってくるでしょう。ガットランドが率いたチームはどこも高いレベルのタフネスを持ってプレーしていました。ブレイクダウンでもタフだし、空中でもタフです。チームに高い運動量をもたらします。そしてその指導によって、チームはスコットランドのようにカウンターアタックを主体とするゲームをするでしょう。ディフェンス面でもよりタフになるでしょうね」

──そのウェールズに昨年勝ったイタリアはいかがでしょうか?

「世界で最も進歩したチームです。ヘッドコーチのキアラン・クローリーはとても経験豊富な指導者で、彼によってイタリアはエンジョイしたラグビーができるようになりました。SOパオロ・ガルビジは素晴らしい選手ですし、キャプテンのFLミケーレ・ラマロはボールを激しく奪い、FBアンジェ・カプオッツォは衝撃的な走力を有しています。こうした素晴らしい選手を抱えているだけに、今回のシックス・ネーションズは近年で最も競争が激しくなるでしょう」

──激しい争いになるということですが、優勝は最初に挙げたフランスかアイルランドに絞られそうですか?

「どの試合もタフな接戦になると思いますが、やはりその2カ国が優勝候補と言えるでしょう。両国のセットピース(スクラムやラインアウト)バトルは凄まじいでしょうね。特にラインアウトを制した方が試合に勝つと思います。最終的にはペナルティゴールが勝敗を決めるような、ロースコアの試合になると見ています」

例年以上に接戦が増え予想が難しくなりそうな「シックス・ネーションズ」。ぜひWOWOWでご堪能いただきたい。

また、WOWOWオンデマンドの配信番組「月刊エディー・ジョーンズ」も1月から再開。すでに配信中の「1月増刊号」では元日本代表の廣瀬俊朗氏、大野均氏、真壁伸弥氏と田中史朗選手(NECグリーンロケッツ東葛)との豪華なクロストークの模様をお届け。日本代表HC時代の「エディーさん」の知られざるエピソードが満載だ。
さらに1月28日(土)から配信される「1月号」では、名将ならではの視点から「シックス・ネーションズ」について鋭い分析を語っている。同大会の“予習”として必見だ。

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【番組情報】
「ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ」
2/4(土)~3/20(月)全15試合を放送・ライブ配信!
※WOWOWオンデマンド(https://wod.wowow.co.jp/)でアーカイブ配信あり

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