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「プロジェクト・ランウェイ オールスター2」(全14回)

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#11

パリ、クチュールの旅

“ Couture de France ”

ランウェイに集められた4人に、ファイナル出場の3名を決める最後のテーマが発表される。それは「クチュール」。しかもキャロリンからは、これからフランス・パリに飛び、現地のクチュール生地で有名な店でショッピングをするという衝撃的な発表がなされる。加えて、ヴァレンティノのメゾンに招待を受けており、特別に中を案内してもらえるという。デザイナーたちは興奮の中、早速荷物をまとめてパリに向かうが……。
Guest Judges|ゲスト審査員

シンシア・ローリー
ファッションデザイナー
シンシア・ローリー

episode11
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Check The Runway 優勝者と脱落者の作品をチェック!
WINNER&LOSER
今回はハイエンドなオートクチュールの世界を体験する、とびきりゴージャスなパリ旅行からスタートしました。「ヴァレンティノ」のアトリエで繰り広げられるクチュリエ達の技は、まさに今魔法がかけられていく瞬間を目にしているような、ファンタジックな現場でしたね。デザイナー達も始終興奮状態! 見ているこちらもワクワクしっぱなしでした。
今回のテーマは、ずばり「クチュール」。パリで買い付けた最高級のテキスタイルをうまく使い、斬新で手の込んだ一着を生み出すことが重要でした。そんななか、見事優勝を手にしたのがアンソニー。本当に彼は勝負強いですよね〜。直前で作っていたドレスを放棄し、新たな一着をイチから作り始め、さらにそれで優勝するなんて、なかなかできることではありません。それも、自分のこだわりを形にできる腕があるからこそ。黒のロングドレスは、透け感のある生地の特徴を活かしたダークロマンティックなデザイン。柄と質感の配置だけでこんなにも生地に表情が出るなんて、アンソニーのスキルに恐れ入ります。間違いなく、オールスター2の優勝者筆頭格ですね!
今回は追加課題で脱落者が決定するという前代未聞の事態。苦労して生み出したクチュールドレスをランウェイ上で1時間で作り直させるなんて、もはや拷問です〜! それもこれもジョシュアとウーリの作品がどちらを落とすにも惜しかったからでしょう。ふたりとも健闘したものの、生き残ったのは、元のドレスと180度違うドレス&ジャケットを手がけたウーリ。ジョシュアも若々しく蘇らせましたが、あっと驚くような劇的変化は見られなかったような。もともとのドレスが野心的な作品だっただけに、レース×花柄のイメージが抜けきれなかったのが残念ですね。
日本人モデル Tsubasa in the Runway!
RIE MAESAKA

Editor's PROFILE

RIE MAESAKA
出版社勤務後、独立。フリーランスのエディター&ライターとして、モード誌や女性誌のWEBサイトを中心に、ファッションやセレブ、ライフスタイルにまつわるページを手がける。おしゃれ古着プロジェクト「セカンドクローゼット」も発足。愛猫との日々を綴った猫ブログも好評連載中。