CHALLENGE デザイナーに課せられるテーマをチェック!

「プロジェクト・ランウェイ オールスター2」(全14回)

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#02

ランウェイ・ナイト・フィーバー

“ Put On Your Dancing Shoes ”

デザイナーたちが連れてこられたのはナインウエストのショールーム。そこで発表された今回のテーマは、ナインウエストの靴をもとにディスコにインスパイアされたパーティーウェアをデザインすること。「今」のディスコをどうやって服に落とし込むかという点も審査される。デザイナーたちは各自1足、70年代を意識したナインウエストの靴をチョイス。東ドイツ育ちのウーリは、自分のディスコのイメージが皆と違うことを心配する。
Guest Judges|ゲスト審査員

ラフェ・トテングコ
ナインウエスト・ハンドバッグ
クリエイティブ・ディレクター
ラフェ・トテングコ

episode02
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WINNER&LOSER
今回は「ナインウエスト」の靴に合わせたパーティウェアがテーマでした。厚底に太いストラップ、カラフルな色と、いかにも70年代風の靴をいかにモダンに昇華させるかがポイント。皆“70年代ディスコ”というキーワードを意識しつつも、自分なりの解釈で作品を仕上げていましたね。
そんななか、唯一ディスコのイメージを持っていなかった東ドイツ出身のウーリ。それが逆に今の感覚を取り込むのに良かったのかもしれません。フリンジとビジューをあしらったミニドレスは、真っ白な素材を用いたことでフレッシュ&モダンな雰囲気に。首回りや袖のカッティング、短めの丈など、レトロなディテールにどこかフューチャリスティックな要素もあって、新しい70'sスタイルを印象づけていました。さらに目を見張ったのが、イエローの靴に合わせた黄色のアイシャドウ。これがあるおかげでドレスばかりが目立つことなく、シューズにもフォーカスされています。広告に使われることを考慮してのスタイリング提案も優勝に必要な条件ですね。
まさかこんなに早く落ちるなんて!!! 皆から慕われ、年齢的にもキャリア的にもベテランのウエンディが、早くもオールスターから去っていきました! あの審査会の流れだと、前回もワースト3に入ったアンドレかと思われたのですが……。ふたりの明暗を分けたのは、モダンさだったのでしょう。アンドレの作品は、羽織物に難ありだったものの、色使いやフォルムは洗練されていました。一方でウェンディは、まるでクローゼットから引きずり出してきた昔の服。色柄やシルエットは野暮ったく、今っぽさは皆無でした。審査員はそういった根本的なセンスを見抜いて、アンドレの方を残したのでしょうね。過去の作品よりも、その時の出来で容赦なく消されるオールスター。デザイナー達のレベルが高い分、審査にも厳しさが感じられます!
RIE MAESAKA

Editor's PROFILE

RIE MAESAKA
出版社勤務後、独立。フリーランスのエディター&ライターとして、モード誌や女性誌のWEBサイトを中心に、ファッションやセレブ、ライフスタイルにまつわるページを手がける。おしゃれ古着プロジェクト「セカンドクローゼット」も発足。愛猫との日々を綴った猫ブログも好評連載中。