CHALLENGE デザイナーに課せられるテーマをチェック!

「プロジェクト・ランウェイ オールスター2」(全14回)

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#09

愛を胸に、ビジネス・チャレンジ!

“ There's No Business Like Sew Business ”

デザイナーたちが訪れたのは、ハイエンドなブランドの店舗や本部が並ぶ五番街。そこで発表されたテーマは「既製服」。500ドルから700ドルという小売価格を意識し、利益が出るようコストを考えて服をデザインしなければならない。優勝者のデザインは商品化され、エリー・タハリで販売されると聞き、デザイナーたちの意気は上がる。彼らはエリーのストックから生地を選び、スタッフとコストの相談を始めるが……。
Guest Judges|ゲスト審査員

エリー・タハリ
ファッションデザイナー
エリー・タハリ

ステイシー・キーブラー
モデル / 女優
ステイシー・キーブラー

episode09
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Check The Runway 優勝者と脱落者の作品をチェック!
WINNER&LOSER
今回は既製服がテーマ。デザイン画から小売価格を設定し、諸経費を考えて予算を算出して…という、デザイナーにとって大変リアリティのある課題です。しかも、優勝者の作品はあの「エリー・タハリ」で販売! 制約がある中でも、どれだけクオリティを追求できるかが鍵となりました。
そんななか優勝を果たしたのが、前回に引き続きアンソニー。しかもウーリとの一騎打ちは三戦連続! 彼は毎回、現代的でエレガンスも感じさせる、絶妙な服を生み出しますね。どんなテーマでも翻弄される事なく、一貫して自分のクリエイティビティを追求。これはなかなかできる事ではありません。今回もプリント生地を異なるパーツにわけ、構築的なドレスを制作。サイドのネオプレーン素材がスポーティさを加え、プリントを若々しく見せていました。首もととショルダーが少しワンパターン化しているので、次回はもっと違うディテールを見せて欲しいですね。
前回のローラに続き、今回はアイヴィーが脱落。一時火花を散らしていたふたりも、脱落はあっけなかったですね……。アイヴィーは初めのうちは良い作品を生み出し、評価も高かったですが、ここ数回は連続してワースト入り。今回も成長は感じられず、野暮ったい作品をランウェイに送り出してしまいました。彼女のデザインの一番のウィークポイントは古くささ。シルエット、カッティング、丈、すべてが中途半端で調和せず、ボディラインも引き立てていません。それらすべてが集約されたのが今回のドレスなのでしょう。よれよれになったスリットとウエストの紐が、さらにクオリティを下げています。美しいプリント生地を活かすつもりが、逆に魅力を消してしまったのが残念ですね。
日本人モデル Tsubasa in the Runway!
RIE MAESAKA

Editor's PROFILE

RIE MAESAKA
出版社勤務後、独立。フリーランスのエディター&ライターとして、モード誌や女性誌のWEBサイトを中心に、ファッションやセレブ、ライフスタイルにまつわるページを手がける。おしゃれ古着プロジェクト「セカンドクローゼット」も発足。愛猫との日々を綴った猫ブログも好評連載中。