
■ポルトガル代表 パウロ・ベント監督
思うに、我々はこの大会を通してとてもよく戦ったと思う。今日は、始めの90分間ではこっちに分があったと思うが、延長に入ってからは失速してしまった。延長ではスペインに攻め込まれる展開になったが、我々には90分間で決着をつけるチャンスがあった。スペインは偉大なチームであり、僕らは誇りを胸にここを後にする事ができる。これから選手たちはバカンスだ。当然の権利だね。
5人目のキッカーは(クリスティアーノ・)ロナウドだった。4‐4で彼に出番が回ってきていれば、また話は変わっていたかもしれない。でも、後悔は全くしてないね。

■スペイン代表 ビセンテ・デル・ボスケ監督
守りの展開となると、ポルトガルの方が優勢だった。我々にはチャンスが少なく、そう言う意味ではバランスの取れた試合だった。延長に入ると状況が若干好転し、PK戦では運が味方した。素晴らしい戦いを見せたポルトガルを賞賛したい。今日はうちの方がついていたんだ。セスクは5人目に蹴りたいと名乗り出たんだよ、勝利を決める瞬間だからね。他の皆も5人目に蹴りたがったんだがね。
もう一つの準決勝はすごいゲームになるだろうし、どちらが勝ち上がっても決勝は素晴らしい試合になるだろう。どっちが相手でも我々は構わんよ。