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6月22日更新

奥寺康彦のユーロ準々決勝展望2・・・「ドイツ×ギリシャ」

“死のグループ”と形容されたグループBを3連勝で突破したドイツと、大混戦だったグループAでミラクルを起こしたギリシャが対戦する。下馬評では圧倒的にドイツが有利だが、WOWOWのユーロ現地解説を務める奥寺康彦氏はギリシャの可能性について「攻められることに慣れているのは武器でもある」と指摘。展開次第ではまさかのジャイアント・キリングも!?

■キーワードは「安定感」と「スイッチ」、頂点へ向け視界良好

ドイツ代表マリオ・ゴメス

奥寺「グループリーグの24試合を観て際立ったのはドイツの安定感とスペインの巧さだろう。この2チームはやはり抜けていた。ドイツに関しては“死のグループ”を無傷で抜けてきたことがすべてを物語っているだろうね。

不安があるとすれば、マリオ・ゴメスが完全にはフィットしきれていない点だろう。自分の形にハマればものすごい強さと決定力を見せつけてくれ、その結果が3戦3発なのだが、動きの質でいうとクローゼのほうが正直、高い。ドイツ国内でもクローゼ待望論は根強いけれど、ヨアヒム・レーヴ監督はマリオ・ゴメスのメンタル的な部分をケアしているのだろう。まだ彼は若いしベンチに座り続ければ、モチベーションが下がってしまうと考え、チームのバランスを保つためにクローゼをベンチに座らせてるのだと思う。

クローゼはチームのために耐えることのできる選手で、試合にはもちろん出たいだろうが『監督が決めることだ』というコメントを貫いている。これは普通の選手にはなかなかできないことだ。マリオ・ゴメスは11人の中心ではあるけど、クローゼは23人の中心、という表現をすれば分かりやすいだろうか。彼がベンチにいることによって、多くの安定がもたらされていることはドイツにとって大きな強みだ。マリオ・ゴメスがダメでもクローゼをピッチに送り出せばいいんだから、大きな不安とはいえない。逆に盤石ともいえる。

欲をいえば遅攻中心のサッカーに、速攻やカウンターを混ぜてもいいかもしれない。ドイツはこれまで攻めきれないと、一度ボールを下げてある程度、相手に追わせるプロセスを踏んでいる。縦にも横にも守備網を広げてから『さあ、攻めようか』と再びサッカーを始める。それが徹底しているからこその安定感なんだろうけど、エジル、シュヴァインシュタイガー、ラームあたりはスイッチャーの資質は十分なので、時には早いボールを入れてリズムを変えるプレーも必要だろう。

グループリーグ3戦目(vsデンマーク)ではラームがシュヴァインシュタイガーに預けて一気に前線まで追い越してゆくフリーランニングを、いくつか見ることができた。ラームからケディラ、シュヴァインシュタイガーにボールが入るのはひとつのスイッチであるから、オーディエンスは左サイドに注目すべきだ」

■肉を切らせて骨を断つ相打ち覚悟のカウンター

奥寺「ギリシャはとにかくディフェンスに時間と注意を割かなければならないだろう。攻められて攻められて単発のカウンター。断固としたリアクションサッカーを強いられるけれど、それは彼らの戦術でもあるからね。最終的にはPKになるかもしれない、10回カウンターして1回入れば上出来、そういう覚悟を持って蜂の一刺しを狙っているよね。

ただ、そういう覚悟を持ったチームはビジョンが共有できているわけだから大きくは崩れにくい。実際に04年大会はそのやり方で頂点に辿り着いたわけだから、ドイツにとっては油断できるゲームでは決してない。

だからこそドイツはどうしても早い時間に先制点を取りたいはずだ。逆に押し込みながらもフィニッシュできないまま前半が終わる、こんな展開になると番狂わせの臭いがしてくるのではないだろうか。同時に先制点がゲームの大部分を担っているシンプルなゲームともいえるね」

写真:picture alliance/アフロ


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