今大会、グループリーグ初戦で優勝候補のスペイン代表と1‐1のドローを演じたのを皮切りに、前評判の低さを完全に覆して決勝に進出したイタリア代表。
結果と内容が伴ったパフォーマンスの大きな要因としては、今シーズンのセリエAを無敗で制したユヴェントスの選手がスタメンのうち6人ないしは7人を固めることによる相互理解の高さが挙げられている。とりわけ、GKブッフォン、DFキエッリーニ、DFバルザッリ、DFボヌッチで固める守備陣は、ほぼユヴェントスと言っても過言ではない。
そのDFラインに後方から指示を送る主将のブッフォンは、再びスペイン代表と顔を合わせることになった決勝を前に、相手が優位であることを説明しながらも、一発勝負ならば分からないとの見解を示した。
「今大会はスペインとそれ以外のチームという構図だ。なぜなら、彼らはユーロとワールドカップを連続で制しているからだ。それは彼らにとって自信というアドバンテージになっている。一方、僕達はここまで大会のサプライズを演じてきた。決勝でもそうなることを願っているよ。普通に考えれば、スペインの方が勝利の確率は高いだろう。だが、幸いにも試合はゼロからスタートする」
イタリア代表は、前回大会の準々決勝でもスペイン代表と対戦し、PK戦の末に苦杯を舐めさせられた経緯がある。だが、負傷によりイングランド代表との準々決勝を欠場しながらも、驚異的な回復によりドイツ代表との準決勝に出場したキエッリーニは、絶対王者のスペイン代表にも付け入る隙はあるとの期待を寄せた。
「彼らだって僕らと同じ人間だ。ゆえに倒すことは可能なはずだ。とはいえ、僕達は誰かにリベンジするためにピッチに立つのではない。ここまで見てきた夢を最高の形で締めくくるために戦うんだ」
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