今回のサッカー欧州選手権は、ちょっと不便な2カ国の共同開催。ポーランドとウクライナの間を移動しながら毎日観戦するのが難しいので、ウクライナ側の試合はのんびりとテレビ観戦となる。安ホテルの小さな画面でがまんしよう。
さて、テレビ観戦の前に近所の雑貨屋で必需品を入手してきた。ポーランドのアルコールの2大アイテム。ビールとヴォトカだ! ヴォドカ(日本では「ウォッカ」といいう方が一般的)は、ロシアの酒と思っている人が多いだろうが、ポーランド人は「あれはポーランドの酒だ」と言っている。
もっとも、「ポーランド」とか「ロシア」といったような国民意識、民族意識が発生するよりはるかに昔から飲んでいるわけだから、本家争いをしてもあまり大きな意味はないだろう。

ちなみに、買ってきたヴォドカ(左)は「ジュブロ」という銘柄。500mlで16ズウォティ(約400円)。まあ、40度のアルコールだから、1週間くらいは楽しめることだろう。「ジュブロ」というのはヨーロッパバイソンのこと。ヨーロッパにいた野牛なのだが、一度は絶滅してしまったのをポーランド人が努力して復元したのだ(まあ、日本のトキのような感じですかね)。
日本にも輸入されている「ズブロッカ」というのは、この野牛がいる地域に生えている草の幹をヴォドカに入れて味をまろやかにしたものだ。 あ、フランス国歌が始まった…… ビールの話題はいずれまた。