エミリー・オーウェンズはデンバー記念病院で外科インターンとして働き始める。憧れの女医バンダーリから指導してもらえることや、医学部時代から想いを寄せるウィルもいることに喜びを感じるエミリー。だが高校時代の天敵カサンドラもインターン仲間に加わったことで、彼女の浮き立った気持ちは一気にしぼんでしまう。そんな中、エミリーはバンダーリの回診で難しい処置を行なって一目置かれる存在になるが……。

初めての24時間勤務の朝、エミリーはウィルに普通に接しようと努力するが、ぎこちない態度で、同じインターンのタイラにすぐ見抜かれてしまう。その後、彼女は心臓の状態が良くない患者マックスに、高齢で健康状態に問題があるため手術ができないと告げなくてはならなくなり……。エミリーのもうひとりの担当患者マーゴは、胸の痛みを訴えて検査入院中。心臓に問題がなかったことなどから、エミリーは脳腫瘍を疑う。

エミリーはバンダーリの抜き打ちテストでカサンドラに敗北。カサンドラは、胆嚢摘出手術で初執刀のチャンスを与えられる。一方、エミリーとタイラは頭を打って脳震盪を起こした体操選手ペイソンを担当。1週間の安静を命じて帰そうとするが、元気だったペイソンがその直後に容体を急変させる。また、エミリーは同じ高校の女子生徒が8人も淋病に感染していることに危機感を感じ、保健所に知らせるよう指示するが……。

エミリーは腎移植が必要な患者アミラを担当。新婚4カ月の夫スシルがドナーになれることが分かるが、お見合い結婚で恋愛感情が持てないアミラは、夫からの移植を拒む。もうひとりの患者は、姉の代理母としておなかに双子を宿すクレア。だが、一方の胎児が左心低形成症候群だと判明して……。そんな中、ウィルとカサンドラの急接近に気が気でないエミリーは、彼がカサンドラの本性に気付くまで時間稼ぎをしようとする。

ERに運ばれてきた薬物依存症患者コナーを担当することになったエミリー。バンダーリからは「今の症状を治すことに専念して、薬物依存には深入りするな」と釘を刺されたものの、コナーに「依存から立ち直りたい」と訴えられてリハビリ施設を探し始める。タイラは同性愛者であることを父親で外科部長のデュプレーに隠していた。だが、偽装彼氏に仕立てていた高校時代の友人リックがひょんなことから病院に現われて……。

信仰心を支えに何度も大変な手術に耐えてきたピーターだったが、エミリーの一言で気持ちが揺らぎ、恋人ハンナとの仲もおかしくなる。バンダーリから叱責されたエミリーは、何とか2人の仲直りをお膳立てし……。一方で、エミリーはウィルのために関係改善に努めていたカサンドラとの仲もまた一気に悪化。八方ふさがりで悶々とするエミリーだったが、マイカのアドバイスを受けて、人との接し方を少し変えることを思い立ち……。

エミリーとウィルは、心臓病を患う受刑者ブレイクの担当に。だがエミリーは、彼がレイプ魔で被害者のひとりを窒息死させたと知って動揺する。そんな中、病院内の花屋に勤める人気者マヌエルが倒れ、肺に腫瘤が見つかって手術することに。経済的に余裕のないマヌエルのために、デュプレー外科部長の自由裁量基金から手術費が出ることになる。だが、エミリーは病院の記録からマヌエルが不法滞在者だと知ってしまい……。

試験が得意なエミリーは、院内試験のために、伝説のカードを作りウィルの気を引こうとする。しかし、ライバルのカサンドラは試験のためのアプリを餌にし、ウィルはどちらかを選ばされる。エミリーは顎に骨肉腫ができた女性患者シエラをマイカから引き継ぐ。だがモデルをしているシエラは、大事な顔にメスが入ることを拒否する。そんな中、高校生のカップルが自動車事故を起こして運ばれてくる。

エミリーは、欲求不満を解消するために、ブラインドデートをすることを決心する。病院では、LARPというコスプレをして行なう戦闘ゲームにハマッている患者トムを担当することに。もうひとりの担当医ウィルは自分をエルフの王様だと名乗るトムを異常者扱いし、突然彼の目が見えなくなった原因を、精神疾患のひとつである転換性障害だと主張する。一方、マイカは卵巣ガンの患者ロレインを担当。摘出手術は成功したものの……。

ブラインドデートをしたとき、ウィルがデート相手に焼き餅をやいたことが気になっているエミリー。錯覚ではなかったことを確認するため、彼の前でほかの男性医師と仲良くする実験を試みる。一方、カサンドラは14歳で亡くなった弟と同じ嚢胞性線維症の患者、ヘンリーを担当。そのころ、規律違反を犯したために停職処分になり、そのまま1年間姿をくらませていたマイカの同期、アキノがデンバーに戻ってくるが……。

バンダーリの研究プロジェクト始動を受けて、病院で寄付金集めのパーティーが開かれることに。院内試験の成績トップスリーのカサンドラ、エミリー、ウィルはサプライズ企画のビデオ・メッセージの収録や、バンダーリのリサーチ・アシスタント選考の面談など、緊張の1日を送る。エミリーは、ウィルをいつまでも待つだけの人生に嫌気が差し、誰かの1番になることを望むようになる。

通勤バスが横転する大事故が起きて、多数の負傷者がデンバー記念病院に搬送されてくる。治療の優先順位をつけるトリアージを任されたエミリーは、プレッシャーを感じながらも冷静に仕事をこなす。カサンドラはリサーチ・アシスタントの座に就けなかったことで、いつになくネガティブになっていた。彼女はエミリーに近づかないでほしいとウィルに頼むが、そんなとき、彼がエミリーの家に泊まったことが発覚して……。

エミリーはマイカとのデートを前向きに検討することに。カサンドラと別れたウィルが送ってくる意味深なシグナルに動揺しながらも、彼はただの友人だと自分に言い聞かせる。そのころ、ウィルは心疾患があることを見落としたせいで、担当患者を死なせてしまう。「将来のことを考えて誰にも言うべきではない」とアドバイスするカサンドラ。エミリーの恋の終着駅は、衝撃的な結末へと向かう。