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ニュース&コラム/News & Columns

宮本恒靖インタビュー「ハーフナー・マイクへの提言」信頼を得るには連続性

9月4日更新

宮本恒靖

ワールドカップが終了し約一ヶ月が経過。監督や選手など移籍マーケットにも大きな動きがあった中、2014-15シーズン リーガ・エスパニョーラが開幕。第一節ではハーフナー・マイクが移籍したコルドバがレアル・マドリードと対決。得点をあげることはできなかったが、惜しいシュートを2度放つなど攻撃の核として活躍、今後への期待を感じさせた。この試合のポイントとなった点や、リーガ所属の日本人選手ハーフナー・マイクへの提言を宮本恒靖が語る。

◆攻める時に切り崩せる人材がいなければ、勝負は後手に回る

――開幕のレアル・マドリード対コルドバ戦を振り返っていかがでしたか。レアル・マドリードも例年であれば、リーグ序盤はディフェンスが何とか持ち堪えて、FWが個人技で点をもぎとって勝つイメージですが、今年はかなり仕上がっている印象を受けました。

宮本:開幕戦にしてはレアル・マドリードに前へ行く姿勢が見えなかったので、少し疲れていたのかなと思います。そこを活かしてコルドバは、FWハーフナー・マイクを絡めて何度かチャンスを作った。ただ、総合力の差は明らかでしたね。

去年のアンチェロッティ監督が来てすぐのゲームは、何がしたいのかあまり見えませんでしたが、今年はそれに比べると意図は明確です。新戦力のハメス・ロドリゲスも溶けこんでいました。散らすのもミスが少ないので、周りも信頼してボールを預けていたし、プレーも一緒にしやすそうな印象です。

――試合のポイントとなったのはどこだと思いますか。コルドバもいい形で攻めていた時もありましたが、前半中盤以降は押し込まれるシーンが目立ちました。

宮本恒靖

宮本:コルドバの両サイドが20分過ぎから下がってしまい、5バック気味になってしまった。それでアルベロアの上がりを許したり、ファーストディフェンダーがいけなくなって、コーナーキックを与える時間が続きました。

レアル・マドリードのペースが上がりきらない内に、コルドバがペースを上げられたら面白い展開になっていたと思います。

――コルドバが試合を優位に進めるためには何が足りなかったのでしょうか?

“今のレアル・マドリードなら攻められる”という時に、切り崩せるような選手がいなかったのが残念ですね。MFマトスのドリブルは確かに特徴ですが、MFフェデ・カルタビアなどに比べるとそこまででもない感じがしました。

――昇格チームであるコルドバのチーム全体としての印象をお願いします。

宮本:基本は4‐4‐2ですが4‐4‐1‐1っぽくやりながら、チームとしてしっかり戦っていたと思います。内容としてはボールを奪ったあと、大事に攻める場面も見られましたが、前線でボールキープできなければ厳しいですね。

ディフェンスラインの裏にボールを出される場面も見られました。二部だったらあそこを空けていても精度の高いボールは入ってこないでしょうが、今季はトップリーグでの戦いですから、そこは気を付けるべきところだと思います。

――ワントップだったハーフナー・マイクと周りのプレイヤーの絡みについてはどう思われましたか?

宮本:前半から後半の序盤にかけて、ハーフナー・マイクを意識したボールがたくさんあった。セカンドボールを拾えている時もよかった。ただ、周りにいる選手が少ないので、そこは増やしていくべきだと思います。ハーフナーに関しても、ロングボールに対する反応はひとつの武器として持っていますが、落とした後の動き直し、ディフェンスラインの裏に走る必要性などを感じたはずです。ロングボールだけだと、プレーの幅が狭くなる。その先を増やしていかなければ、相手に簡単に守られると思いますね。

フェデ・カルタビアや、キャプテンのロペス・シウヴァとの関係性を築くことも、今後大切になると思います。

◆仕事を任せたらやってくれるという期待感。それが信頼につながる

――ハーフナー・マイク自身の今日のプレーに関してはどうでしょう?リーグでも屈指のDFであるセルヒオ・ラモスと空中戦で互角に競りあっていました。

宮本:緊張もありながら、ぺぺとセルヒオ・ラモスとのやり取りなど、試合自体を楽しんでいる感じがしました。高さに関しては、ぺぺもセルヒオ・ラモスも手こずっていたようで、強く当りにきていましたね。

課題としては、連続性が足りていなかったと思います。何回も関わり続ける、動き直しをする。カウンターの時も下がるのではなく、スピードアップする中盤の選手に対して、前への選択肢を作る。スペースに走ったり、裏をついたり、そういったスピードや決断力があればもっとよくなると思いました。

――宮本さん自身過去にはハーフナー・マイク選手との対戦もありましたが、その印象も含めて、今後活躍するために必要なポイントとスキルを教えてください。

宮本恒靖

宮本:日本の長身選手といっても185cmくらいですが、彼はそれ以上に高い。非常にやりにくかったです。ただ、当時から動き直しに関しては苦手そうだなと感じていました。

自分が決められなくても、味方に落としたりチャンスを増やすことはできる。そういう意味でも、今後は動き直しや周りを使うことを、レベル高く、意識高くやってほしい。ディフェンダーとの駆け引きなども必要だと、本人も恐らく今日感じたはずです。

前線で時間を作れるようになると、さらに信頼感は増す。お互いの特徴を理解すればもっと良くなるので、“こういうタイミングでパスが欲しい”とか意見のぶつけ合いはやってもらいたいですね。

――これまで日本人選手はリーガであまり活躍できていません。原因はどこにあると思いますか?

宮本:中村俊輔選手が以前言っていましたが、リーガはパス、つまり「止める、蹴る」という技術が非常に高いリーグです。しかも、2・3手先を考えながらボールを回すことを、小さい頃から叩きこまれている。そこが日本人選手の特徴を持ってしても、難しいのでしょう。

ただ、純粋な日本人には無い特徴を持っているのがハーフナーなので、だからこそ活きるかもしれないと期待しています。

――宮本さんも海外で言葉が通じない中プレーされていました。そういった経験からみて、新チームで認められるために重要なことは何ですか?

宮本:チームにはある程度溶け込めていると思うので、あとは得意なプレー、自分のプレーをしていくことです。フォワードなので、目に見える形で何かを早めに残したい。Jリーグで活躍する外国人選手もそうですが、早めに点を取ることがすごく大事です。ボールや仕事を任せたらやってくれるという期待感。その信頼を獲得する努力を、やってもらいたいですね。言葉もスペイン語を学びたいという気持ちもあるようですし、それを続けることが重要ですね。

――最後にW杯で活躍した選手も来ている中、今年のリーガについての期待感を教えて下さい。

宮本:もちろん、バルセロナのルイス・エンリケがどういうチーム作りをするかは、大きなポイント。初戦はカンテラーノの選手を使って勝った。今節はペドロをベンチに置いていましたので、そういったマネージメントも気になります。

ブラジルW杯を見ていると、縦の速さがありました。リーガもテクニックやパスのレベルが高い中で、どうサッカーが変化していくのかが楽しみです。

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