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ニュース&コラム/News & Columns

宮本恒靖インタビューVOL.3 ついに迎える「伝統のクラシコ」今季初戦の展望を語る

10月18日更新

宮本恒靖インタビューVOL.3

10月25日(土)、今シーズン最初のレアル・マドリード対バルセロナの伝統の一戦「クラシコ」が行われる。開幕から7試合を終え、6勝1分けと無敗で首位に立つバルセロナは、ワールドカップで噛みつき行為をしたFWルイス・スアレスがついにバルセロナデビューの見込みで、どんなプレーを見せるか注目が集まる。一方、レアル・マドリードは、リーグ序盤で連敗するなどつまずいたが、C・ロナウドが13点を挙げて得点ランキングトップに立ち、新戦力のハメス・ロドリゲスも徐々にフィットしてきた。ホームで宿敵を倒し、一気に勢いに乗りたいところだ。互いの意地と意地がぶつかり合うクラシコの見所や新戦力への期待などを宮本恒靖が語る。

◆序盤戦は対照的な印象の両チーム、現状と試合の展開について

――いよいよ、10月25日にはクラシコが行われます。まずは今シーズン、7試合を終えて無敗で首位に立つバルセロナについて、どう見ていますか?

宮本:今シーズンのバルセロナのフォーメーションは、4-4-3というよりも、4-3-1-2に近いのではないでしょうか。前線はメッシが真ん中で自由にプレーしながら、上手くペドロやネイマール、ムニルと連携をうまくとっている印象です。イニエスタやラキティッチの中盤は三角形を崩さず、手堅くやっているように見受けられます。

また、リーグ戦無失点を継続している守備陣は、左CBのマテューがフィットしていますね。マスチェラーノとの連携も良いです。今季は、昨季よりもコンパクトにやっているので、ボールを奪われても切り替えが速く、決定的なカウンターを受ける可能性が減っていると思います。

――今回のクラシコはレアル・マドリードのホームです。バルセロナが勝負を制するために、どんなことがポイントになってくると思いますか?

宮本恒靖

宮本:中盤は互角だと思うので、バルセロナが主導権を取るためには前線の連係が鍵を握ると思います。特にネイマール、メッシ、ムニルはバイタルエリアの使い方もうまく質も良いので、そこが肝になってくるでしょう。個人的に注目しているのは加入2年目となったネイマールがしっかり得点を取ることができるか、ということです。昨季のクラシコでは、相手DFにあたって何となく取った点だったので、彼にとって2回目のクラシコでどんなプレーを見せてくれるのか、非常に楽しみです。

――一方のレアル・マドリードは、序盤でまさかの連敗とつまずきましたが、以降は連勝を飾っています。またC・ロナウドが好調で、現在、得点王です。チームのここまでの印象をお聞かせください。

宮本:最近、調子は上がってきましたが、序盤の連敗のように、安定した戦いを見せている訳ではありません。C・ロナウドはC・ロナウドは現在、得点王ですが、まだ小さなケガなどがあるように見えますし、トップコンディションではないと思います。それでも決定力はあるし、ツボを押さえたプレーはしています。ワールドカップの影響か、まだ少し個々の調子が上がってきていないように見えます。

中盤のハメス・ロドリゲスは前線の選手に合わせてしまっているのか、昨季のディ・マリアほどの運動量がないので、ゲームが膠着状態になると、あまり動きがなくなってしまう。また、ケディラの不在もあり、チームとしてのオートマティズムがなく苦労している印象です。ただ、昨季のアンチェロッティ就任後すぐに行われたクラシコよりもベースが上がっていると思います。

――ホームで、しかもバルセロナを追うレアル・マドリードとしては、絶対に勝ちたいところだと思います。そのためにはどういったことが必要ですか?

宮本:いずれにせよ、今回のクラシコは後半勝負になる気がします。後半、レアル・マドリードが押し込み、バルセロナが自陣の深いところでリトリートしている中で、サイドから崩すような展開に持ち込めれば得点のチャンスが生まれるのでは、と思っています。

◆注目が集まるルイス・スアレスとハメス・ロドリゲス、勝敗を分けるものは

――今回のクラシコの一つの焦点となっているのが、直前で出場停止処分が開けるバルセロナの新加入FWスアレスのデビューです。ウルグアイ代表のスアレスは、ワールドカップのイタリア戦における噛み付き行為で、「9試合の代表戦出場停止、4カ月のサッカー活動の禁止、罰金約1100万円」の処罰を受けました。この事件に関してはどう思いますか?

宮本:彼がワールドカップでキエッリーニに噛みついたのを見たときは、信じられなかったですね。試合後に間違いなく出場停止になると思いました。ただ、彼の訴えが認められ、処分が少し緩和されたことは良かったと思っています。本人が今回の騒動を通して「変わった」と言っているので信じたいところですね。

――スアレスはバルセロナにフィットすると思われますか?

宮本恒靖

宮本:スアレスはすごく賢い選手だと思っていますので、すぐにフィットすると思います。彼は戦術的に求められていることができる選手です。相手のボールの追い方もうまいですし、味方がボールを取った瞬間のポジショニングも良いのでカウンターの精度も高い。エトーに近い存在になるかもしれませんね。

――同じく新戦力として、レアル・マドリードにはハメス・ロドリゲスがいます。彼の評価と、今回のクラシコで期待することを教えてください。

宮本:ハメスは質の高いゴールも決めているし、テクニックの高さを見せているけど、もっとゲームを決めるプレーもできると思っています。そういった意味では、まだ適応期間かもしれません。でもビッグゲームに強い印象はありますし、彼にとっては初めてのクラシコなので、どのくらい輝くことができるのか期待しています。

――改めて、最後にクラシコの勝敗を分けるであろうキーポイントとなりそうなことを教えていただけますか?

宮本:レアル・マドリードのGKカシージャスは、いろんな批判を受けながらもしっかりとプレーしています。クラシコでどんなパフォーマンスをするか世界中が注目しているでしょう。またバルセロナに今季加入したGKブラボも0点に抑え続けていて、開幕からの無失点記録を更新しました。GKの出来が勝敗を分けると思っています。

チームとしての完成度はバルセロナの方が高いと思いますが、どちらが勝つかは……わかりません。今シーズン、最初の大一番を楽しみたいと思います。

宮本 恒靖 プロフィール

1977年2月7日生まれ 大阪府出身 同志社大学経済学部卒ガンバ大阪ユースから1995年にトップデビュー。2000年に日本代表初選出を果たすと、2002年FIFAワールドカップではbest16進出、2006年FIFAワールドカップではキャプテンを務めた。2007年にはオーストリアのザルツブルクへ移籍。UEFAチャンピオンズリーグ予備予選にも3試合出場している。
2011年12月、惜しまれつつ34歳でピッチを後にした。

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