NBAは現地21日、ジャンプシュートを放っている選手の着地場所を奪う行為に対し、審判はディフェンダーにテクニカル、もしくはフレグラントファウルをコールすることが可能になったと発表した。

　リーグでは昨季のウェスタンカンファレンス決勝第1戦で、カワイ・レナード（スパーズ）がジャンプシュートを打った際、ザザ・パチューリア（ウォリアーズ）が足を入れてきたため、バランスを崩して足首を負傷。その後、エースを失ったスパーズはウォリアーズの前にポストシーズン敗退を喫した。

　審判は今後、同様のプレーがあった場合に通常のファウルを言い渡したあと、ディフェンダーが足を不自然な位置に置いていないかを確かめるため、ビデオ検証をすることが可能になるという。そして、接触はなくとも故意にケガをさせようとしていたと判断すればテクニカルファウル、さらに悪質であればフレグラントファウルに引き上げることができるとのこと。

　レナードの故障などが引き金となった今回の改正。ビデオリプレイおよびレフェリーオペレーション部門のジョー・ボルジア上級副社長は、「これは選手の安全を100％考えてのものである」と語っている。（STATS-AP）

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