映画 没後3年:吉田喜重監督
2022年12月8日にこの世を去った、日本の代表的映画作家、吉田喜重監督。没後3年となるこの12月、同監督がその作家性を強く発揮した作品5本をチョイスして特集。
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![エロス+虐殺[ロング・バージョン]](https://www.wowow.co.jp/pgimgs2/190000/194400/194459/105/1759994270.jpg?_t=87ad9b1)
エロス+虐殺[ロング・バージョン] 12/8(月)午後11:00
大正時代、自由恋愛を提唱・実践した無政府主義者の大杉栄。彼と女性たちとの関係を題材に、吉田喜重監督が近代日本の国家権力と個人の関係を鋭く追求した前衛映画の傑作。
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煉獄エロイカ 12/10(水)午前0:00
鬼才・吉田喜重監督が、スタイリッシュな映像美と大胆な時制表現を存分に駆使しながら日本の革命運動を批判的に描き出した、「エロス+虐殺」に続く前衛政治映画の第2弾。
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戒厳令(吉田喜重監督) 12/10(水)午後11:15
「エロス+虐殺」「煉獄エロイカ」で先鋭的な映画表現を通して近代日本の国家権力と個人の関係を追求した吉田喜重監督が、北一輝を主人公に<二・二六事件>に迫った傑作。
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告白的女優論 12/11(木)午後11:15
浅丘ルリ子、岡田茉莉子、有馬稲子の3大女優が豪華競演。吉田喜重監督が、映画スターとしての女優という存在に対する愛惜と別離の念を込めて生み出した意欲的なドラマ。
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鏡の女たち 12/12(金)午後11:00
吉田喜重監督が、3世代にわたる女性たちの葛藤を通して原爆という重い主題に肉薄。前作の「嵐が丘」以来、14年ぶりの長編劇映画にして、同監督の遺作長編となった傑作。