鬼才・吉田喜重監督が、スタイリッシュな映像美と大胆な時制表現を存分に駆使しながら日本の革命運動を批判的に描き出した、「エロス+虐殺」に続く前衛政治映画の第2弾。
庄田夏那子はある日、駐車場で死んだように横たわる見知らぬ少女を発見。病室で目覚め、自分は迷子だ、という彼女アユを家に連れ帰る。やがて少女の父と名乗る男が家に押しかけてくるが、アユは、「わたしのパパはあなたよ」と夏那子の夫・力弥にすがりつく。力弥は、現在はレーザー光線を研究するエンジニアをしていたが、実はかつて学生時代には当時非合法だった共産党の党員で、武力闘争を目指した知られざる過去があった。作品データ
- 制作年/1970
- 制作国/日本
- 内容時間/119分
- ジャンル/ドラマ
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