映画

またヴィンセントは襲われる

ふと目が合っただけで周囲の人々から襲われるようになったひとりの男。そんな不条理な状況に陥った彼の生き残りを懸けた悪戦苦闘をスリリングに描いたサバイサルスリラー。

ある日職場で、新入りの実習生から突如襲われたヴィンセント。その傷が癒える間もなく、今度はまた別の同僚からも暴行を受け、ふと目線が合っただけで相手から襲われるというなんともシュールで笑えない事態に気付いた彼が、自らの生き残りを懸けて悪戦苦闘。フランスの新鋭S・カスタン監督の長編監督デビュー作となる本作は、第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間に選出上映され、高い評価を獲得。主演を務めた「バック・ノール」のK・ルクルーは第56回シッチェス・カタロニア国際映画祭で主演俳優賞に輝いた。