映画

日本統一55

本宮泰風、山口祥行主演の任侠シリーズ第５５作。横浜に出回る合成麻薬フェンタニルを巡る騒動から、やがて政界の裏で進むカジノ誘致の利権が絡んだ陰謀が浮かび上がる。

大人気任侠シリーズの第55作。前2作から続く合成麻薬フェンタニルを巡る騒動に決着が着く。前作で、襲撃された田村をかばって被弾したトラは、田村やテルを逃がすため自分が囮となって逮捕されることに。中国マフィアや政界までも絡んだ大事件が隠されていた事態の行方が見どころだ。加えて、無能な上司の下でのらりくらりしているようで実は切れ者の刑事・佐原と氷室のやりとりや、氷室も熱意を認めた猪突猛進の若手記者・由利子の奮闘も見もの。侠和会、七人会、警察それぞれの思惑が絡み合う展開が熱い。