映画

エンドロールのつづき

インドの少年が映画と出会い、その魅力のとりこになっていく姿を、映画に対する熱い想いをこめながら綴った、インド版「ニュー・シネマ・パラダイス」というべき感動作。

インドの小さな町で暮らす9歳の少年サマイ。ある日、両親に連れられて町の映画館に出向き、映画に魅了された彼が、映画館の映写技師と仲良くなったのをきっかけにますます映画の世界にのめりこんでいくさまを、同国出身のナリン監督が、自らの実体験をもとに、全編あふれるばかりの映画愛をこめながら魅力的に活写。物語の後半では、デジタル化の波の到来による映画界の大きな変化も痛切に描き出され、世界中の映画祭で五つの観客賞を受賞。笑いと涙なしには見られない、全映画ファン必見の感動作に仕上がった。