映画

デュアル

余命わずかを宣告され、残される恋人や母のためクローンを作成したヒロイン。だが奇跡的に病が完治して……。本人とクローン、２人が生存権を争う異色のＳＦサスペンス。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのネビュラ役で知られるK・ギランが、主人公の女性とそのクローンのひとり2役を演じたSFサスペンス。舞台は、余命わずかな人間に限ってクローン作成を許されるが、もし本人が生き残った場合はどちらかが死ぬまで決闘しなければならないという近未来。母も恋人もクローンのほうに心変わりしてしまい、孤立した主人公が“自分”を取り戻そうとするシニカルな展開が見どころ。監督は、やはりひねりの利いたプロットで注目された「恐怖のセンセイ」のR・ステアンズ。