映画

日本統一44

任侠ドラマのロングヒットシリーズ、第４４作。横浜、藤代組の事務所で丸神会広野組から襲撃を受けた氷室と田村。川上の藤代組四代目襲名を前に、関東に嵐が吹き荒れる。

茨城の土地を巡る侠和会と丸神会の争奪戦、侠和会山崎組相談役・川上の侠和会藤代組四代目襲名といった、第42作から始まったストーリーに一応の決着がつく第44作。丸神会中森組と藤代組をつぶし合わせ、それを手土産に丸神会最高顧問・迫田の杯をもらおうと画策していた広野の野望の行方と狂気、そして藤代組、中森組、広野組と違う組織に分かれてしまった親友同士の若きヤクザ3人の友情の結末などが見どころとなる。哀川翔が演じた亡き秋本の思い出を通じて、氷室と迫田が互いを認め合う展開も心に染みる。