
今は亡き鬼才・大島渚監督が、この年本土に復帰したばかりの沖縄を物語の舞台に、世代の異なる老若男女の擦れ違いの対話劇を通して日本と沖縄の複雑な関係を描いた異色作。
夏休み、東京に住む少女の素直子は、ピアノの家庭教師で父の婚約者でもある桃子とともに、船に乗って沖縄を訪問。彼女は、鶴男と名乗る人物から先に一通の手紙を受け取り、自分の異母兄かもしれないという彼を訪ねてこの地にやって来たのだった。素直子は港で観光客相手に沖縄の言葉を一語百円で教える奇妙な青年と出会うが、彼こそが鶴男だった。しかし鶴男は、かつて上京して姿を目にした桃子のことを素直子と勘違いしていた。作品データ
- 制作年/1972
- 制作国/日本
- 内容時間/95分
- ジャンル/ドラマ
出演
役名 | 役者名 |
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菊地素直子 | 栗田ひろみ |
大村鶴男 | 石橋正次 |
小藤田桃子 | りりィ |
菊地浩佑 | 小松方正 |
大村ツル | 小山明子 |
桜田拓三 | 殿山泰司 |
スタッフ
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監督大島渚
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脚本田村孟
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脚本佐々木守
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脚本大島渚
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撮影吉岡康弘
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音楽武満徹