映画

ぼけますから、よろしくお願いします。～おかえり お母さん～

認知症の母と、９０代半ばでその介護をすることになった父。高い評価を受けた前作に続き、ひとり娘である信友直子監督がその後の両親の姿を追ったドキュメンタリー第２弾。

ドキュメンタリー作家の信友監督が、老老介護生活を送る両親を題材にして高い評価を得た前作のその後を追う第2作。母が入院する一方、コロナ禍で父は見舞いもままならなくなり……。老老介護で精神的にも体力的にも負担が大きい中、むしろ妻への介護を生きがいとして、以前より明るく日々を過ごす父の姿が感動を呼ぶ。“娘”の視点から2人を見つめるカメラも、夫婦や親子の愛を感じさせる温かさにあふれている。第1作の映画公開で舞台挨拶を行なう監督と父の姿も収められ、前作とセットで見るべき作品となった。