映画

愛のように感じた

「１７歳の瞳に映る世界」で一躍世界の注目を集める存在となった女性映画監督Ｅ・ヒットマンが、１４歳の少女の性の目覚めを痛々しいほどリアルに見つめた長編デビュー作。

長編第3作の「17歳の瞳に映る世界」が第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞（審査員グランプリ）をはじめ、数々の映画賞に輝き、いま世界で最も注目を集める女性映画監督のひとりに躍り出たヒットマンが2013年に発表し、サンダンス映画祭でプレミア上映された長編デビュー作。思春期を迎えて異性に対し憧れと好奇心を抱き、懸命に背伸びして振る舞おうとする14歳の少女の姿を、痛々しいほど繊細かつリアルに見つめ、青春映画の秀作に仕上がった。主役に抜擢されたG・ピエルサンティのあどけない表情も印象的。