映画

私が熟れた季節

数多くの肉体関係を重ねながら、満たされないものを感じていたヒロインが、ある哲学教授との出会いで愛と内なる性を学んでいく。精神と肉体の解放を描いた文芸官能ドラマ。

「星の時」などで知られ、“ブラジルのヴァージニア・ウルフ”と呼ばれた女性作家C・リスペクトルの小説をもとにした文芸官能ドラマ。表面的な恋愛に明け暮れていた小学校教師のヒロインが、偶然出会ったアルゼンチン人の哲学教授との交流を通じて、肉体関係だけでは満たされなかった自らの孤独と向き合っていく。女性監督M・ローディが、自分でも気付かず心のつながりを求めていたヒロインの心情を、女性側からの視点で描き出した。奔放なようで孤独を抱えたヒロインをS・スポラドーレが好演する。