映画

返校 言葉が消えた日

国民党独裁政権下の台湾を舞台にしたホラーゲームを実写映画化。気が付くと夜の学校から出られなくなっていた２人の生徒が、悪夢のような校舎の中で怪現象の真相へと迫る。

日本語版も発売された台湾発の人気ホラーゲームを映画化し、現地で大ヒットを記録したダークミステリー。国民党独裁下の1960年代を舞台に、反体制派が弾圧された白色テロなどを題材にして、ある迫害事件の謎が自由と青春を奪われた若者たちの悲しみを絡めて描かれる。メッセージ性の高い物語に加え、陰鬱な夜の木造校舎や降り続く雨、窓や扉に貼られたおびただしい封印札など、原作ゲームの雰囲気を再現したセットも見どころ。主演はドラマ「あすなろ白書　～Brave　to　Love～」 のワン・ジン。