映画

レリック－遺物－

認知症の祖母を心配する母娘が、別人のように変わっていく祖母の奇妙な言動にいつしか恐怖を抱いていく。Ｅ・モーティマーとＢ・ヒースコート共演のサスペンスホラー。

愛する家族が別人のように変わっていく苦悩を綴ったサスペンスホラーの注目作。認知症に苦しむ祖母と、そんな祖母の身を案じながらも、支離滅裂な言動や突然攻撃的に変わる態度に恐怖を感じてしまう母娘。これが長編デビューとなる日系オーストラリア人のN・E・ジェームズ監督が、誰にでも起こりうる老いや認知症の苦しみを、最小限のホラー要素を加えることで切実に浮かび上がらせた。「メリー・ポピンズ　リターンズ」などのモーティマーと、「高慢と偏見とゾンビ」のヒースコートが母娘役を好演する。