映画

グンダーマン 優しき裏切り者の歌

２０１９年のドイツ映画賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞ほか、計６部門を受賞。東ドイツの光と闇を生きた実在のシンガー、Ｇ・グンダーマンの半生を描いた秀作伝記映画。

炭鉱で働きながら音楽活動も行ない、〈東ドイツのボブ・ディラン〉として喝采を博した実在のシンガー・ソングライター、グンダーマン。しかし東西ドイツの統一後、実は彼が、東ドイツの秘密警察に協力し、仲間たちを裏切るスパイ活動をしていたという衝撃的な事実が発覚。苦悩を抱えながら東ドイツの光と闇を生きた彼の波乱の半生を、実力派俳優のA・シェーアが、劇中の歌唱や演奏もすべて自らこなして体当たりで熱演。ドイツ映画賞の主演男優賞にも輝き、高い評価を得た。監督は旧東ドイツ出身のA・ドレーゼン。