映画

ピータールー マンチェスターの悲劇

１８１９年、英国マンチェスターで起きた〈ピータールーの虐殺〉を、名匠Ｍ・リー監督が映画化。第７５回ヴェネチア国際映画祭コンペ部門に出品され、高い評価を得た力作。

19世紀前半、長らく続いたナポレオン戦争が終結した後、英国の経済はすっかり疲弊して失業者が続出。貧困と飢餓にあえぐ民衆は改革と自由を求めて、1819年、マンチェスターで大規模な集会を開催。6万人もの市民がこれに集結するが、政府は、丸腰の彼らに武装した軍隊を差し向け、多数の死傷者が出ることに。この英国史上に悪名高い〈ピータールーの虐殺〉の悲劇を、「秘密と嘘」「ヴェラ・ドレイク」の名匠リー監督が渾身の力を込めて映画化。民主主義の原点を見つめる、アクチュアルな必見作に仕上がった。