
英国ロイヤル・バレエ団の元プリンシパルで世界的バレエダンサー熊川哲也率いるKバレエカンパニー。ドラマティックバレエの最高傑作「ロミオとジュリエット」を放送。
2009年にKバレエカンパニー設立10周年を飾る演目として、熊川哲也が世に送り出したドラマティックバレエの最高傑作「ロミオとジュリエット」。設立15周年、20周年と節目を迎えるごとに再演されてきたKバレエカンパニーを代表する作品ともいえる本作。かの有名なシェイクスピアの戯曲と物語を巧妙に綴るプロコフィエフの音楽という原点を継承しながらも、熊川の才知と現代感覚が遺憾なく発揮され、若き恋人たちの駆け抜けるような真実の愛と両家の対立がもたらす悲劇とを、かつてない疾走感あふれる展開でより濃密に描き出す。時代考証を徹底させた重厚な美術、衣装が彩るヴェローナの街の鮮やかな描写や、熊川独自の設定がもたらすドラマ効果など、意匠を凝らした演出の数々が見る者を飽かせることなく悲劇の結末へといざなっていく。
収録日・収録場所
- 2018年10月12日/東京 東京文化会館
出演
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浅川紫織
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宮尾俊太郎
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他
スタッフ
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芸術監督熊川哲也
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指揮井田勝大
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管弦楽シアター オーケストラ トーキョー