映画

赦しのちから

元バスケ部コーチの男性がクロスカントリー部のコーチとなり、ぜんそくを患う女子高校生と起こす奇跡を描く。Ａ・ケンドリックが監督・脚本・主演を務めたスポーツドラマ。

「祈りのちから」のケンドリック兄弟が手掛けたクリスチャン映画。キリスト教のメッセージをありのまま伝えるという意図で、キリスト教の信仰が前面に押し出されているが、劇中で描かれるのはある父子のドラマが中心。A・W＝トンプソンが演じる、ぜんそくを患いながらクロスカントリーに打ち込むハンナと、彼女を捨てた過去を持ち、現在は糖尿病による合併症で失明した父親トーマスの再会と贖罪の物語。ハンナと同じく選手だったトーマスが、大会に出場するハンナを応援するある仕掛けが実に上手に使われている。