映画

ミッション・ワイルド

１９世紀半ばのアメリカ西部開拓時代。大役を背負って困難な旅に出た一行を待ち受けるさまざまな試練を、Ｔ・Ｌ・ジョーンズの監督・主演で味わい深く描いた異色の西部劇。

19世紀半ば、過酷な西部での開拓生活のために精神に障害をきたした女性たちを、遠方の教会まで送り届ける大役を引き受けた、孤独な女性と初老の小悪党。そんな彼らが、さまざまな試練が待ち受ける中、困難な旅をするさまを、独特のユーモアをこめて活写。ジョーンズが監督・主演・共同製作総指揮・共同脚本と1人4役を兼任するほか、「ミリオンダラー・ベイビー」のH・スワンク、「ザ・プロム」のM・ストリープらが豪華に顔をそろえて味わい深い演技合戦を披露し、なんとも不思議でユニークな一作に仕上がった。