映画

グレート・ウォー

第１次世界大戦終戦までのわずかな期間を舞台に、敵陣で行方不明となった黒人部隊を救出するため、決死の作戦に臨む兵士たちの姿を描く。史実に着想を得た戦争アクション。

第1次世界大戦の休戦協定が効力を発する1918年11月11日午前11時までの間に、領地を確保しようとする戦争当事国の思惑と、アメリカ軍の一部として戦場に送り出された黒人部隊の史実を下敷きにした戦争アクション。まだ黒人への差別が根強く、偏見を隠そうともしない人間が少なくない中、今はともに戦う仲間だとして黒人兵士たちを分け隔てなく扱おうとする主人公の大尉を、海外ドラマ「ブラザーフッド」のB・ワイルダーが熱演した。加え、R・パールマン、B・ゼーンが軍幹部役で作品に重みを与えている。