映画

マダム・クロード

「エマニエル夫人」のＪ・ジャカンが監督したエロティックサスペンス。世界各国が舞台になった、フランスの高級コールガール組織が絡んだ政治スキャンダルの実話を映画化。

マダム・クロードは実在の人物で、1960年代、パリで売春宿を経営し、フランスの売春婦のネットワークの頂点にいた。噂によれば米国のジョン・F・ケネディ大統領や世界的大企業の経営者も顧客だったという。本作はそんなマダム・クロードの伝説に基づく社会派エロティックサスペンス。とはいえ写真家出身のジャカン監督らしく、他の代表作、「エマニエル夫人」「O嬢の物語」「チャタレイ夫人の恋人（1981）」などと同様、ファッショナブルな映像美も楽しめる。エリザベート役の美女D・ハドンはモデル出身。