映画

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち

イタリアで人気の社会派風刺コメディ「いつだってやめられる」シリーズ第１作。崖っぷちに立たされた神経生物学者ピエトロは、仲間たちと一攫千金の裏商売を始める。

日本では「イタリア映画祭2015」で上映され（後に劇場公開）、ダヴィッド・ディ・ドネッテロ賞12部門ノミネート、シルバー・リボン賞受賞など、イタリア国内外の数々の賞で注目されたS・シビリア監督の長編デビュー作。E・レオ演じる神経生物学者が化学の知識を駆使し新しいドラッグを開発する設定は、米国のドラマ「ブレイキング・バッド」を思わせるが、主人公の仲間が同じく才能がありながら不遇な研究者というのがユニーク。それぞれのキャラクターが立っていて楽しめる。第2・3作も作られた。