映画

ファブリックの女王

北欧フィンランドを代表する人気ファッションブランド“マリメッコ”の女性創業者Ａ・ラティアの波瀾万丈の人生を、メタ映画の手法を用いて重層的に描いた異色伝記ドラマ。

カラフルで斬新なデザインを基調に、衣服やインテリア、生活雑貨など、幅広いライフスタイルを提唱し、世界中で絶大な人気を誇るファッションブランド“マリメッコ”。戦後間もないフィンランドで、男性偏重の時代風潮に敢然と逆らいながら同社を世界的人気ブランドへと一躍押し上げた辣腕女性創業者のラティア。そんな彼女の波瀾万丈の人生を、かつてイングマール・ベルイマン監督作品の製作者や、“マリメッコ”の役員を務めた経験も持つJ・ドンネル監督が重層的な手法で映画化し、ユニークな一作に仕上がった。