江戸へ向かう若侍の旅にお供するやり持ちを主人公に、その道中に生じる騒動を硬軟織り交ぜ活写。日本映画界屈指の巨匠、内田吐夢監督の戦後復帰第1作となった群像時代劇。
主君たる若侍の酒匂小十郎に付き従い、江戸に向かって東海道を旅する、やり持ちの権八とお供の源太。そんな3人の主従たちと道中で一緒になったのは、小間物商人の伝次、身売りに行く薄幸な娘のおたねとその老父、何やら訳あり風の旅人・藤三郎といった市井の人々。彼らの庶民的な生活と人情に触れ合ううち、小十郎は、形式や世間体ばかり重んじて悪習に染まった侍社会に嫌気が差すようになる。やがて思いも寄らぬ事件が起き…。作品データ
- 制作年/1955
- 制作国/日本
- 内容時間/95分
- ジャンル/歴史劇/時代劇/西部劇
出演
役名 | 役者名 |
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権八 | 片岡千恵蔵 |
酒匂小十郎 | 島田照夫 |
藤三郎 | 月形龍之介 |
源太 | 加東大介 |
おたね | 田代百合子 |
伝次 | 加賀邦男 |
スタッフ
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監督内田吐夢
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企画協力伊藤大輔
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企画協力小津安二郎
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企画協力清水宏
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脚本三村伸太郎
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脚色八尋不二
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脚色民門敏雄
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撮影吉田貞次
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音楽小杉太一郎