映画

暴走パニック　大激突

深作欣二監督が、当時流行の兆しを見せていたカーアクションを大々的に盛り込み、日本映画界で最初の本格的なカーチェイス映画とも評される、白熱のサスペンスアクション。

当時、海外や日本でもカーアクションを主体にした映画がヒットして流行の兆しを見せる中、深作監督が、前作「新・仁義なき戦い　組長の首」に新機軸として盛り込んだカーチェイスの要素を、本作ではさらに徹底的に追求。大金を奪った銀行強盗犯が、成り行きで知り合った恋人を連れ、車で決死の逃避行を開始。警察のほかに複数の悪党たちも彼らの追跡劇に加わり、追う者と追われる者が白熱のカーチェイスを繰り広げるさまを迫力と臨場感満点に描き、会心のカーアクション映画に仕上がった。主演は渡瀬恒彦と杉本美樹。