映画

台北ストーリー

監督Ｅ・ヤン×製作・主演Ｈ・シャオシェン。台湾ニューシネマの両雄である２人がタッグを組み、台北を舞台に１組の幼なじみの男女のすれ違いの悲恋を痛切に描いた秀作。

台湾が世界に誇る2人の天才映画作家ヤンとシャオシェンが、監督と製作兼主演男優としてタッグを組み（共同で脚本も執筆）、奇跡のコラボレーションを実現させた注目の一作。台湾の首都・台北で幼なじみとして生まれ育ち、自然と恋人同士になった1組の男女。けれども、過去にノスタルジアを抱く男性と未来志向の女性の間でいつしか心にズレが生じていくさまを、痛切なタッチで綴る。かつて熱血野球少年だった主人公をシャオシェンが好演する一方、ヒロインに扮するのは、本作完成後にヤンの最初の妻となるT・チン。