映画

ザ・ドライバー

犯罪者を逃亡させる“逃がし屋”の運転手を主人公とし、迫力満点のカーチェイスを満載したスタイリッシュアクション。監督は「ストリート・オブ・ファイヤー」のＷ・ヒル。

1970～90年代のハリウッドで、「ウォリアーズ」「ストリート・オブ・ファイヤー」や「48時間」2部作などで人気を博した活劇派ヒル。彼が余計なものをすべてそぎ落とし、夜の街で生きる犯罪者や刑事の群像を、迫力満点のカーチェイスを満載しつつもスタイリッシュに描いたカーアクション映画の快作。「ある愛の詩」などで甘いイメージが強かったR・オニールを主人公役に迎えながら、登場人物同士の静かだが熱い駆け引きを描写。2010年代の人気作「ドライヴ」「ベイビー・ドライバー」への影響も大きい。