映画

ミッドナイトマン

痛みも何も感じない“先天性無痛無汗症（ＣＩＰＡ）”の犯罪者が、重要な仕事の夜、ある薬の副作用で痛みを感じるようになり……？　オフビートなタッチの犯罪アクション。

1990年代にクエンティン・タランティーノ監督が旋風を巻き起こして以来、アメリカ映画界にすっかり定着した感がある、華やかさやスケールよりアイデアやセンスを重視したタイプのクライムムービー。本作もそんな1本で、TVドラマ界で裏方として働いてきた新人監督D・C・ハミルトンの長編デビュー作。小品ながらV・ジョーンズ、W・フォーサイス、B・スパイナーらの個性派俳優陣を集め、ブラックユーモアを満載した二転三転する展開を、高めのテンションで描いてみせた。WOWOWの放送が日本初公開。