映画

大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院

フランス・アルプス山脈に立つ俗世間とは隔絶した男子修道院で、厳しい戒律の下、神聖で清貧な生活を送る修道士たちの日常を追い、数々の賞に輝いた長編ドキュメンタリー。

フランス・アルプス山脈の人里離れた山間に1084年に建てられ、カトリック教会の中でも厳しい戒律で知られるカルトジオ会の誕生の地となったグランド・シャルトルーズ修道院。ここで、日曜の昼食後の数時間以外、会話は禁じられ、大いなる沈黙の中、日夜、瞑想と礼拝に身をささげる修道士たちの暮らしぶりを、2000年になって世界で初めて撮影を許されたP・グレーニング監督が約半年の歳月を費やして記録・観察。第19回ヨーロッパ映画賞のドキュメンタリー賞をはじめ、多くの賞に輝き、高い評価を得た。