映画

最後の命

あの夜、２人の少年の世界は変わった。芥川賞作家・中村文則の同名小説を、「誰も知らない」の柳楽優弥をはじめ、注目の若手俳優たちの競演で映画化したヒューマンドラマ。

「土の中の子供」で第133回芥川賞を受賞したほか、国内外で数多くの文学賞に輝き、海外でも高い評価を得ている実力派作家・中村文則。彼が2007年に発表した同名小説を「まだ、人間」の新鋭監督・松本准平が映画化。過去の忌まわしい事件の記憶を引きずった2人の幼なじみの青年が、苦悩に満ちた人生を歩む様子を、彼らの運命の明暗を際立たせながらドラマティックに描写。主役の2人を好演するのは、「誰も知らない」の柳楽優弥と、蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」で主役に抜擢され、一躍注目を浴びた矢野聖人。