映画

殺人遊戯

松田優作が主演したハードアクション３部作“遊戯”シリーズの第２作。松田は前作に続き、仕事の成功率１００％というすご腕殺し屋、鳴海昌平役を男の魅力たっぷりに妙演。

前作「最も危険な遊戯」の好評を受けて製作されたこの第2作。松田は翌年、本シリーズと同じく、村川透監督や仙元誠三カメラマンと組み、話題の角川映画「蘇える金狼」で主演を務めたが、原点となったのは「最も危険な遊戯」や本作（「蘇える金狼」の後にシリーズ第3作「処刑遊戯」も製作）。松田が演じる鳴海はハードなヒーローであると同時にコミカルな面も多く、その二面性を理屈抜きに演じ切る松田のカリスマ性を再確認させられる。前作で評判だった長回し撮影を駆使した銃撃戦場面も、本作では終盤で楽しめる。