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「十二人の怒れる男」「評決」などの名匠Ｓ・ルメットが監督などを担当した、秀作社会派リーガルサスペンス。新人検事補は悪徳刑事と命懸けの戦いへ。Ｎ・ノルティら共演。

「オリエント急行殺人事件（1974）」「狼たちの午後」「評決」など数々の名作を残した故ルメット監督が、現在まで活躍が続く実力派男優ノルティ、「普通の人々」により、第53回アカデミー賞で助演男優賞を同部門史上最年少の20歳で受賞したT・ハットンら充実した共演陣を迎えた秀作が本作。ノルティとハットンから好演を導いたルメット監督の演出力は見もので、監督の旧作群と照らし合わせても「セルピコ」の発展型を思わせ、ルメット監督や米国社会派サスペンスのファンにはたまらない、熟練の仕上がりだ。