映画

ショート・ターム

人知れぬ深い心の傷や悩みを抱えた子どもたちがそれでもなお懸命に生きようと苦闘するさまを、彼らにそっと寄り添うように優しく見守り、数々の映画賞に輝いた感動の秀作。

家庭環境や心に問題を抱えた10代の青少年たちを一時的に預かってその面倒を見る保護施設「ショート・ターム」。そこを舞台に日々生じる波乱のドラマを、注目の新鋭監督D・D・クレットンが、かつて同様の施設で働いた自らの実体験を踏まえ、繊細かつリアルに活写。子どもたちと同様、心に深い傷を抱えた若い女性職員に扮して、「ドン・ジョン」の若手演技派女優B・ラーソンも繊細な好演を披露。低予算のインディペンデント映画ながら、口コミで幅広い観客層に人気と支持が広がり、世界中で幾多の映画賞に輝いた。