映画

ファイナル・アワーズ

地球の滅亡まで残りわずか１２時間。避けられない終末を前に、主人公の男は、はぐれた父親を捜す少女を手助けすることに。オーストラリア製作の秀作ＳＦドラマ。

地球最後の日を自分ならどう過ごすか？　“終末”をテーマに、生きることと死ぬことの意味を観客に問いかけるSFドラマ。ファンタスティック映画の祭典、シッチェス国際映画祭で優秀俳優賞を受賞するなど高い評価を得る秀作となった。地球に巨大隕石が衝突、人類の滅亡まで残すところはわずか12時間。死の恐怖をバカ騒ぎで紛らわせようとしていた主人公が、なりゆきから人生最後の12時間を、父を捜す少女のために使うことに。悲劇ではあるが、人間性を忘れなかった主人公の行動に爽やかな後味が残る作品だ。