映画

あの日、欲望の大地で

「２１グラム」や「バベル」の脚本で注目を浴びたＧ・アリエガが、Ｃ・セロン、Ｋ・ベイシンガー、Ｊ・ローレンスと豪華女優陣を取りそろえて放った待望の監督デビュー作。

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督とたて続けにコンビを組んで重層的なドラマを紡ぎ出し、注目を集めたメキシコの才人脚本家アリエガが、自作脚本を本人の手で映画化して監督デビュー。過去に背負った重い罪を忘れようと、行きずりの男と不毛な情事を重ね、自傷行為に走るヒロインを、セロンが体当たりで熱演。また、彼女の若き日の姿を、当時デビュー間もないローレンスが好演して第65回ヴェネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞に輝き、新進の若手女優として一躍脚光を浴びる存在となった。