映画

ゴール・オブ・ザ・デッド

かつてのライバルがえたいの知れない薬でゾンビに変貌。彼の吐く白い液体から選手・観客に伝染し、ピッチはゾンビであふれ返る。Ａ・ルノワール主演のホラーコメディ。

サッカーとゾンビという組み合わせが意表を突くフランス産ホラーコメディ。2部構成で、“前半戦／死霊のキックオフ大乱闘編”を「ザ・ホード−死霊の大群−」のB・ロシェ、“後半戦／地獄の感染ドリブル編”を「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」のT・ポワローという別々の監督が手掛けたという点もユニークだ。感染していない人間たちとゾンビ軍団の戦いは、ホラーという枠組みでありながらも随所にユーモアがちりばめられ、快作「ショーン・オブ・ザ・デッド」に多くの影響を受けているのがよく分かる。