映画

パイオニア

１９７０年代、ノルウェー沖の海底油田から石油を運ぶパイプラインが敷設される。それに参加したあるダイバーが、兄の事故死の真相を突き止めようと挑む社会派サスペンス。

1970年代、ノルウェーの歴史を変えるような大事業が展開した。海底油田から陸まで石油を運ぶパイプラインの敷設だ。しかし、利権を要求する米国のダイビング会社が参加した結果、ノルウェー政府の関係部署が新開発のガスを使い、ダイバーたちを危機に追いやる異常事態が発生し……。実話を下敷きにしたという北欧産社会派サスペンスの力作。監督は1997年の「不眠症　オリジナル版　インソムニア」が後に米国でクリストファー・ノーラン監督によって「インソムニア」としてリメイクされたE・ショルビャルグ。