映画

アルプスの若大将

東宝名物、加山雄三主演“若大将”シリーズ第７作。アルプスに歌声が響き渡りローマやウィーンで恋の花が咲く。若大将はヨーロッパ行きを懸けた大学スキー選手権に挑む。

シリーズ恒例のスポーツはスキー。ロケはパン・アメリカン航空（現在は消滅）の全面協力でヨーロッパで大々的に敢行され、スイスのアルプス、オーストリアのウィーン、イタリアのローマなどが登場し、まるで観光をしているような気分にさせる。加山の曲は冒頭の「ランニング・ドンキー」を皮切りに「君といつまでも」「夕陽は赤く」「蒼い星くず」などが登場。さらに、終盤の大学スキー選手権の場面は空撮も取り入れたダイナミックな演出が光る。スキー場面では、プロスキーヤーのトニー・ザイラーも特別出演。